当院は東京都板橋区にあるIMSグループの病院です。厚生労働省臨床研修指定病院 日本医療機能評価機構認定病院 東京都がん診療連携協力病院 English 中文

IMSグループ医療法人社団明芳会 板橋中央総合病院 / 板橋中央総合病院附属 板橋セントラルクリニック

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診療科のご案内

循環器内科

心血管画像と心エコー

心血管画像 Cardiovascular image
冠動脈CT

冠動脈CTは、心臓の筋肉に酸素や栄養分を供給する「冠動脈」という血管の状態を画像化する検査方法です。
狭心症や心筋梗塞などの診断を行います。

利点

欠点

当院ではシーメンス社製のNEAOTOM Alphaという世界初の「フォトンカウンティング CT」を採用しています。この革新的な技術は、従来のCTスキャナーと比較して解像度が向上し、より少ない造影剤量で撮像が可能です。スペクトルデータと呼ばれるデータを収集することで石灰化病変の評価性能も向上しています(下図)。

図30

冠動脈CT検査の流れ:板橋中央総合病院のYoutubeにも解説動画を作成しています。

検査前準備
検査開始
医療関係者の方へ

検査のみの依頼

板橋中央総合病院では冠動脈CT検査のご予約が可能です。初診外来の待ち時間なく、先生方からの依頼で検査が可能です。
必要書類を記載いただき、放射線予約直通へご連絡ください。
検査予約をご相談させていただき当院で検査をさせていただきます。検査後は検査画像とともに放射線専門医による読影結果および循環器内科専門医による読影結果を送付させていただきます。
追加検査が必要な場合、当院へご紹介いただけましたらFFRCT解析も可能です。

FFRCT

冠動脈CTの結果で、重症の狭窄が疑われる患者さまはカテーテル検査および治療を計画します。中等症の狭窄が疑われる患者さまに対しては冠動脈の狭窄が、実際に心臓の血流が不足している状態(虚血)かどうかを判断する必要があります。当院ではハートフロー社のFFRCT (Fractional Flow Reserve Computed Tomography)を行うことが可能です(左図)。FFRCTは撮像した冠動脈CTのデータを用いて血流解析を行い、冠動脈の狭窄が心臓への血流に与える影響を数値的に評価します。FFRCTを行うことで不要な治療を避けるとともに、適切な治療戦略の立案を支援します。

FFRCTが必要な場合

冠動脈CTの結果説明時に必要な患者さまにはFFRCTの説明をさせていただきます。
検査に同意いただきますと、すでに撮像したCT画像を用いて解析を開始いたします。
結果には数日かかります。

図31
心臓核医学検査

心臓核医学検査は、心臓の血流や機能を評価するために行われる画像検査です。微量の放射性物質を体内に注射し、専用のカメラで撮影することで、心筋梗塞や狭心症の診断に役立ちます。近年ではATTR型心アミロイドーシスや中性脂肪蓄積心筋血管症(TGCV)の診断に用いられることもあります。

利点

欠点

検査の流れ

1.事前準備

検査の12時間以上前からカフェインや特定の薬の摂取を控えていただきます。場合によっては食事の制限があります。

2.放射性物質の投与

微量の放射性物質を注射します。

3.撮影

専用のガンマカメラを使用して、心臓の画像を取得します。

4.負荷検査の施行

運動負荷や薬物(アデノシン)による負荷検査を行います。検査中に微量の放射性物質を再度注射します。

5.撮影

再度専用のガンマカメラを使用して、心臓の画像を取得します。

安全性について

心臓核医学検査で使用される放射性物質の量は少なく、安全に配慮されています。妊娠中または授乳中の方は、事前に医師にご相談ください。

図32

提供:トーアエイヨー株式会社 一部改訂 

医療関係者の方へ

検査のみの依頼

板橋中央総合病院では心筋シンチグラフィの予約が可能です。初診外来の待ち時間なく、先生方からの依頼で検査が可能です。
必要書類を記載いただき、放射線予約直通へご連絡ください。
検査予約をご相談させていただき当院で検査をさせていただきます。検査後は検査画像とともに循環器内科専門医による読影結果を送付させていただきます。

心臓MRI

心臓MRIは、磁気共鳴画像法を利用して心臓の構造や機能を詳細に検査する方法です。放射線を使用しないため、患者さまへの身体的負担が少なく、安全な検査として知られています。

利点

欠点

図34

提供:トーアエイヨー株式会社 

心エコー
心臓エコー検査のご案内

循環器内科では、心臓エコー(心臓超音波検査)を用いて、心臓の状態を詳しく調べています。この検査は、心臓の形や動き、血液の流れを確認するための安全で痛みのない検査です。

心臓エコー検査には2つの方法があります

1.経胸壁心エコー(TTE)

胸に超音波のプローブ(機器)を当てて心臓の様子を調べます。身体の外側から行うため、特別な準備は必要ありません。心臓の動きや弁の働きを確認するための基本的な検査です。

2.経食道心エコー(TEE)

食道に細いプローブを挿入して、心臓をより詳しく調べる方法です。食道が心臓のすぐ近くを通っているため、非常に鮮明な画像を得ることができます。特に、弁膜症や心臓内部の詳細な観察が必要な場合に行います。検査前に食止めなどの準備が必要です。

この検査でわかること
検査の特徴

心臓エコー検査は、心臓病の早期発見や治療計画に役立ちます。
不安な点やご質問がありましたら、医師またはスタッフまでお気軽にお尋ねください。

図35

画像提供:株式会社フィリップス・ジャパン

当院でのエコー検査

心エコーグループでは、年間約3,865例の経胸壁心エコー検査、153例の経食道心エコー検査を行っており(2023年度)、正確な検査に基づいた、治療方針の決定と患者さまへの説明に心がけております。
最新の心臓超音波機器(Philips, Canon)を用いて標準的な検査に加えて3次元画像解析も行っております。

当院でのサポート

心臓弁膜症や、心不全など、聞いたことがあるようで普段関わらない病気への、検査や治療の説明に戸惑うことや、よく分からないことも多いと思います。
当院では、患者さまへ分かりやすく説明することを心がけております。遠慮なく質問していたければ嬉しいです。

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