診療科のご案内
耳鼻咽喉科
詳細
診療科紹介
当院の耳鼻咽喉科は常勤医2名体制で診療を行っております。
近隣の医療機関との医療連携を行い、紹介患者様の受け入れを積極的に行っております。
各診療科の医師情報の詳細につきましては、C館1階 地域医療連携室までお問い合わせくださいませ。
主な対象疾患・検査・治療
耳・鼻・口・のど・頸部の疾患を対象に診療を行っております。下記の症状に対応いたします。
- 難聴
- めまい
- 耳痛・耳漏
- 鼻水・鼻閉・くしゃみ
- 鼻出血
- 咽頭痛
- 咽頭違和感・嗄声
- 嚥下障害
- 頸部腫脹
実施可能な検査
- 標準純音聴力検査、語音明瞭度検査、チンパノメトリー、耳小骨筋反射検査、耳音響放射検査(DPOAE)、耳管機能測定、重心動揺計検査
- 聴性脳幹反応検査(ABR)
- CT
- MRI
- 超音波検査(甲状腺、頸部)
- 喉頭ファイバースコピー
- 内視鏡下嚥下機能検査
- 耳鼻咽喉、大唾液腺、甲状腺、頸部リンパ節の生検および穿刺吸引細胞診
実施可能な治療
- 突発性難聴に対する高気圧酸素療法、ステロイド鼓室内投与療法など
- アレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法・日帰りレーザー治療
- 耳鼻咽喉科・頭頚部外科領域の手術
- 急性炎症疾患の入院治療 *頭頚部悪性疾患・鼓室形成術を要する中耳疾患については専門医療機関へ紹介します。
突発性難聴は突然に発症する原因不明な感音難聴です。原因不明なために「特効薬」となる治療法が確立されておらず、難聴が改善しないことが多い疾患です。第一に行う治療としてステロイド全身投与(点滴や内服)を勧められることが多いですが、 決定的な治療ではありません。急性感音難聴診療の手引き2018年版では、①ステロイド全身投与と並んで、②高気圧酸素療法、③ステロイド鼓室内投与、④プロスタグランジンE1製剤投与、⑤入院・安静、が治療の選択肢として挙げられています。
高気圧酸素治療装置を保有する耳鼻咽喉科治療施設は多くないため、高気圧酸素療法は限られた病院でしか実施できません。当院では、高気圧酸素療法を含む上記5種類の治療のいずれも実施することが可能です。 高気圧酸素療法とは、密閉したタンク内に入り、タンク内を酸素100%、2気圧の環境にする治療です。より多くの酸素を血液内に取り込むことで内耳の血流障害を改善することが期待されます。治療の実施に1時間40分程度の時間がかかりますが、外来通院・入院のいずれでも実施できます。
急性感音難聴診療の手引き2018年版では、⑤入院・安静が突発性難聴の治療選択肢として挙げられています。入院治療のメリットとして、実施に時間がかかる②高気圧酸素療法、③ステロイド鼓室内投与が時間を気にせず行えること、点滴が必要な④プロスタグランジンE1製剤投与が可能なことも挙げられます。 もちろん①ステロイド全身投与と⑤入院・安静も可能なため、最も手厚い治療が行えます。入院の期間については最長3週間で、短い期間にする治療計画を立てることも可能です。
下に各治療法の長所・短所を簡易的にまとめました。当科では患者様のご希望、環境に合わせて治療計画を立てますのでお気軽にご相談ください。
長所 | 短所 | |
---|---|---|
①ステロイド全身投与 | 内服のみでもできる | ステロイドの副作用 |
②高気圧酸素療法 | ステロイドの副作用が無い | 時間がかかる・閉所恐怖症は難しい |
③ステロイド鼓室内投与 | ステロイドの副作用が無い | やや時間がかかる・鼓膜穿孔の可能性 |
④プロスタグランジンE1製剤投与 | ステロイドの副作用が無い | 点滴が必要なためやや時間がかかる |
⑤入院・安静 | ①から⑤を同時に行える | 入院が必要 |
耳鼻咽喉科 外来担当医表
外来担当医表
耳鼻咽喉科よりお知らせ
- 耳鼻咽喉科は予約制ではなく、当日受付の診療となります。ご了承くださいませ。
- めまい症状の方へ
伊藤健医師と池園哲郎医師は「日本めまい平衡医学会の専門会員」です。(日本めまい平衡学会Webサイト)
また、めまいに関しては「NHK今日の健康HP」でも解説されています。
午前 | 午後(平日のみ) | |
---|---|---|
受付時間 | 初診 8:00~11:00 再診 8:00~11:30 |
初診 12:40~16:00 再診 12:40~16:30 |
診療時間 | 9:00~ | 14:00~ |
診療科や担当医により診療時間が異なる場合があります。
下記の担当医表をご確認ください。
診療科や担当医により診療時間が異なる場合があります。担当医表をご確認ください。
担当医表(耳鼻咽喉科) ※( )は外来診療に入ることができない場合がございます。ご了承くださいませ。
非常勤医師
令和6年12月1日現在
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
---|---|---|---|---|---|---|
午前 | 長坂 強 | 耳鼻咽喉科担当医 9:00〜12:00 |
岸川 正大 | 長坂 強 | 耳鼻咽喉科担当医 9:00〜11:30 |
(岸川 正大) [12/14・28] |
(岸川 正大) | 耳鼻咽喉科担当医 | 芝原 緯佐子 9:00〜12:00 |
耳鼻咽喉科担当医 9:00〜12:00 |
伊藤 健 9:00〜11:30 | ||
耳鼻咽喉科担当医[12/7・21] | ||||||
午後 | 長坂 強 | 長坂 強 | (長坂 強) | 長坂 強 | 岸川 正大 | |
(岸川 正大) | 岸川 正大 | 岸川 正大 | 補聴器相談 | 伊藤 健 | ||
林 智恵 14:00〜16:00[12/4・11・18] |
※[ ]は診療日です。
休診・代診、診療時間変更等、外来診療担当が変更となる場合がございます。詳細は「休代診・時間変更のお知らせ」にてご確認ください。
急な変更等によりお知らせができない場合もございますので、ご了承ください。
医師の紹介
常勤医師
耳鼻咽喉科診療部長 長坂 強
- 専門分野
- 耳鼻咽喉科一般
- 専門医認定/資格等
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医
耳鼻咽喉科医員 岸川 正大
- 専門分野
- 耳鼻咽喉科一般
- 専門医認定/資格等
- 医学博士
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会専門医・耳鼻咽喉科専門研修指導医
- 日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会補聴器相談医
- 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
- 日本禁煙学会禁煙認定指導医
手術件数
2023年12月31日現在
2021年
気管切開術 | 9 |
---|---|
気管切開孔閉鎖術 | 1 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術 | 31(38側) |
内視鏡下鼻中隔手術I型 | 11 |
内視鏡下鼻腔手術I型 | 3 |
口蓋扁桃摘出術 | 31 |
アデノイド切除術 | 3 |
喉頭直達鏡手術 | 12 |
鼓膜形成術 | 3 |
耳瘻孔摘出術 | 2 |
頸部リンパ節摘出術 | 5 |
頸部腫瘍摘出術 | 1 |
頸のう摘出術 | 1 |
耳下腺摘出術 | 1 |
顎下腺摘出術 | 2 |
甲状腺片葉切除術 | 3 |
甲状腺全摘術 | 1 |
副甲状腺腺腫摘出術 | 1 |
下鼻甲介粘膜焼灼術 | 9 |
鼻粘膜焼灼術 | 116 |
鼻内異物摘出術 | 4 |
扁桃周囲膿瘍切開術 | 28 |
咽頭異物摘出術 | 20 |
唾石摘出術(口内法) | 2 |
口唇粘液のう胞摘出術 | 1 |
鼓膜切開術 | 19 |
鼓膜チューブ留置術 | 5 |
外耳道異物摘出術 | 3 |
耳介血腫開窓術 | 1 |
2022年
気管切開術 | 14 |
---|---|
気管切開孔閉鎖術 | 4 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術 | 32(43側) |
内視鏡下鼻中隔手術I型 | 11 |
内視鏡下鼻腔手術I型 | 5 |
口蓋扁桃摘出術 | 35 |
喉頭直達鏡手術 | 6 |
鼓膜形成術・鼓膜穿孔閉鎖術 | 4 |
耳瘻孔摘出術 | 1 |
頸部リンパ節摘出術 | 16 |
顎下腺摘出術 | 4 |
甲状腺片葉切除術 | 2 |
副甲状腺腺腫摘出術 | 1 |
2023年
口蓋扁桃摘出術 | 38(76側) |
---|---|
アデノイド切除術 | 13 |
舌小帯切除術 | 1 |
舌部分切除術 | 1 |
顎下腺唾石摘出術(口内法) | 1 |
下鼻甲介粘膜焼灼術 | 18 |
内視鏡下鼻・副鼻腔手術(I-IV型) | 24(33側) |
内視鏡下鼻中隔手術 | 6 |
内視鏡下鼻腔手術 | 6(12側) |
副鼻腔炎術後出血止血術 | 1 |
鼻腔腫瘍摘出術 | 3 |
鼓膜穿孔閉鎖術 | 6 |
鼓膜チューブ挿入術 | 3(5側) |
耳漏管摘出術 | 1 |
外耳腫瘍摘出術 | 1 |
喉頭微細手術 | 9 |
頸部リンパ節摘出術 | 12 |
頸部皮下腫瘍摘出術 | 3 |
甲状腺片葉切除術 | 4 |
副甲状腺腺腫摘出術 | 2 |
頸のう摘出術 | 2 |
OK-432注入 | 1 |
気管切開術 | 18 |
気管切開孔閉鎖術 | 2 |
気管口孔狭窄拡大術 | 1 |