当院は東京都板橋区にあるIMSグループの病院です。厚生労働省臨床研修指定病院 日本医療機能評価機構認定病院 東京都がん診療連携協力病院 English 中文

IMSグループ医療法人社団明芳会 板橋中央総合病院 / 板橋中央総合病院附属 板橋セントラルクリニック

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診療科のご案内

腸閉塞・腸管癒着症外来

当科ではこれまで10年にわたり、お腹の癒着による繰り返す腸閉塞および腸閉塞類似症状、緊急の腸閉塞などに対して積極的に腹腔鏡での手術を行ってきました。その数は400件を超え、全国でも有数の治療実績を誇ります。その中には開腹手術を選択したものもありますが、9割以上は腹腔鏡での手術が行われました(5㎝以下の小さな切開創を加えた手術も含んでいます)
緊急での腸閉塞手術であっても、その多くは腹腔鏡下に行われています。
当院で積極的に取り組んでいるものとして、腸管癒着が原因で腸閉塞を繰り返している方に対しての腹腔鏡下腸管癒着剥離術です。そんな方のほとんどは以前腹部手術を受けている方です。これまでいろんな病院で「手術は無理」「やっても変わらないから、やらない方が良い」「開腹手術なら出来るけど、腹腔鏡では無理」といわれていた多くの患者さんから相談を受けてきました。
そういった患者さんの多くは「怖くて好きな食事もとれない」「何年も厳しい食事制限をしている」「旅先で詰まるのが怖くて旅行には行けない」などといった悩みを持っています。
この腹腔鏡手術はその生活を一気に変えてしまえる可能性を持っています。

実際の手術の様子はこちら

どんな腸閉塞も腹腔鏡で手術できますか?

当院で扱う病気は
1.以前行われた腹部手術によって生じた癒着が原因と考えられる腸閉塞(特に何度も繰り返している方)
2.腸に出来た腫瘍や、異物によって腸が塞がれて生じる腸閉塞
3.ヘルニア嵌頓(腸がお腹の中でどこかの隙間にはまり込んだ状態)
といったものが主な病気です。

以下のような方は腹腔鏡手術(もしくは手術そのもの)の対象にはならない事も多いのでまずはご確認下さい。
1.全身状態が極端に悪い場合
2.腸管の張りがあまりにも強くお腹を空気で膨らませられない場合で、尚且つ緊急で手術が必要な場合
3.癌細胞がお腹全体に広がったことによる腸閉塞(専門用語で癌性腹膜炎、広範腹膜播種というもの)が原因である場合
4.腸管の動きが悪いことで起こる腸閉塞(例えば長年続くひどい便秘など)

どうして「腹腔鏡手術」なのか

お腹の手術をすると、多かれ少なかれ腸の癒着が起きます。しかし、腹腔鏡手術では腸管がお腹の中にいる時と同じような環境のまま手術することができます。また、お腹のきずも小さいために腸管とお腹のきずとの癒着を最小限にとどめる事が出来ると言われています。
腸閉塞手術や癒着剥離術の場合も同様です。開腹手術で腸閉塞の原因となる癒着剥離術を行うと、また新たな腸閉塞の原因となる癒着を生じる可能性があるわけです。腹腔鏡手術ではその可能性を最小限にすることが出来ます。
もう一つの重要なメリットは、開腹手術ではなかなか見えにくい、体の奥深い(特に骨盤内と言われる下腹部の一番底辺の部位。婦人科や泌尿器科での手術が多い)場所でも、腹腔鏡であれば、カメラを近づける事でより鮮明で詳細な視野で手術が行えます

どうして他の病院では「開腹手術」になるのか

腹腔鏡手術にはメリットもたくさんありますが、技術的な難しさも伴います。
また、腹腔鏡手術で行うためのノウハウも必要となります。
そのため、その「技術」や「ノウハウ」がない施設ではどうしても開腹手術を選択せざるを得ません。
当院ではこれまでの実績から「技術」や「ノウハウ」の積み重ねがあるため、腹腔鏡での手術が可能な事が多いわけです

どのくらいの日数の入院が必要か

当院では「クリニカルパス」というものを導入しています。
それに従えば、癒着剥離だけで終了した場合には術後4日目、腸管を切除した場合には術後6日目に退院となります。もちろん、これらの日数は術後の経過によって伸びる事もあります。

すぐに手術ができますか?

手術に必要な一般的な検査と腸閉塞になっている時のCT写真があれば手術は可能です。他院で良く行っているようなイレウス管という鼻から腸まで届くような長いチューブを入れるような事は基本的にはしていません。
ただしあまりにも腸が張り過ぎている場合には、イレウス管を入れて準備をしたり、大腸がんのような腫瘍による腸閉塞の場合にはその部分にチューブを入れて、一度腸の中身を空にしてから手術をすることもあります。

手術をすれば再発はしませんか?

残念ながら再発することはあります。
当院ではこれまでに12%の方が再発をしています。ただ、再手術になったのはそのうちの3割(全体の3.6%)程度です。初期の5年間に比べて後半5年間は再発はさらに少なく、8%となっています。
これまで手術をせずに何度も再発を繰り返していた方にとっては、かなり再発率を低くできると考えています。また、普段の生活を制限していた方にとって、その制限がなくなるのは大きいのではないでしょうか。

手術後の制限はありますか?

特にありません。食事に関してもです。 この手術は今まで生活に制限があった方のための手術です。それを治すために手術を受けたのに、手術後も制限があるのはおかしいですよね。

腸閉塞以外の症状は良くなりますか?

これまでに腸閉塞にまで至らなくても、腹痛や腹部の違和感、便通異常、食後の吐き気など、腹部手術を行った後に様々な消化器症状が出てくる場合があります。
いろいろな病院で検査や治療を行ったけど、原因がわからなかったり、症状が改善しない場合に「腸の癒着が原因」と言われ、困っている方は相当数いらっしゃいます。
当院では、診察やこれまでの病歴などを十分に聞き、癒着剥離により症状が改善する可能性がある場合に手術を行っています(手術では症状が改善しない可能性なども、しっかりとお伝えします)
これまでにこのような症状の方に手術を行い、7割程度の方が症状が改善しています。逆を言えば3割の方は癒着がない、もしくは癒着を剥がしても症状に改善がない事になりますので、手術を受けるかどうかは十分に検討し、納得してから手術を受ける事をお勧めします。

腸閉塞外来

火曜日午前・午後 黒崎 が担当しています。
予約優先となりますので、可能な限り予約をお取りください。
もちろんそれ以外の曜日でも診察は可能です(担当は別の医師になります)。ご都合に合わせて良い曜日・時間にご予約をお取りください。
(予約無しでも診察は可能ですが、かなりお待たせする可能性があります)

実際の手術の様子はこちら

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