診療科のご案内
心臓血管外科
はじめに
2026年7月より、新体制で診療を開始しました
板橋中央総合病院 心臓血管外科は、2026年7月より新体制で診療を開始いたしました。
2025年半ばより、当院の心臓血管外科診療体制が十分に整わない時期があり、地域の医療機関の先生方、患者さま、ご家族の皆さまに多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを、深くお詫び申し上げます。
このたび、伊藤丈二が心臓血管外科診療部長として着任し、成人心臓血管外科診療の再構築を進めてまいります。安全性を最優先に、段階的に診療体制を整え、地域の皆さまに再び安心してご相談いただける心臓血管外科を目指します。
当院の特徴
当科では、心臓弁膜症を中心に虚血性心疾患、大動脈疾患、末梢血管疾患など、成人心臓血管外科疾患全般に対応いたします。
治療方法は患者さま一人ひとりの年齢、体力、生活背景、心臓や血管の状態、将来の再治療の可能性まで考慮し、最も適した治療方針を検討します。
心臓弁膜症では、外科手術、MICS(ミックス:低侵襲心臓手術)、カテーテル治療(TAVI、TEER)などさまざまな治療選択肢があります。
現時点では当院内でカテーテル治療であるTAVIおよびTEERは実施しておりませんが、順天堂大学医学部附属順天堂医院心臓血管外科をはじめとする連携施設と協力し、患者さまにとって最適な治療につなげます。
TAVIは2030年頃、TEERは2029年頃までの院内開始を目標に、体制整備を進めてまいります。
また、2026年10月以降、診療体制の拡充に合わせて、私が専門としてきたMICSも段階的に開始する予定です。低侵襲であることだけを目的にするのではなく、安全性を最優先に適切な患者さまに適切な治療を提供してまいります。
循環器内科との連携とチーム医療
心臓血管疾患の治療では、薬物治療、カテーテル治療、外科手術を適切に組み合わせることが重要です。
当科では、循環器内科と密に連携し、患者さま一人ひとりにとって最も適した治療方針を検討します。
心臓血管外科単独ではなく、循環器内科、麻酔科、集中治療科、看護部、リハビリテーション科を含めた多職種連携により質の高いハートチームを構築してまいります。
板橋中央総合病院に、地域から信頼され、将来的には日本をリードするハートチームを作ること。それが新体制における私たちの大きな目標です。
対応する主な疾患
大動脈弁狭窄症、僧帽弁閉鎖不全症などの心臓弁膜症、狭心症・心筋梗塞に対する冠動脈バイパス術、胸部・腹部大動脈瘤、急性大動脈解離、末梢血管疾患など成人心臓血管外科疾患全般に対応いたします。
現在は新体制立ち上げ期のため、対応可能な手術・緊急疾患には段階があります。
2026年10月からは3名体制、2027年4月以降は4〜5名体制を目標に、手術枠および緊急疾患への対応を順次拡充してまいります。
体制が整い次第、急性大動脈解離や大動脈瘤破裂などの緊急手術も積極的に受け入れていく予定です。
皆さまへメッセージ
患者さまへ
心臓や血管の病気と診断されると、「手術が必要なのか」「どの治療がよいのか」と不安に感じることがあると思います。
当科では、心臓弁膜症、大動脈疾患、狭心症、末梢血管疾患など、成人の心臓血管外科疾患全般を診療しています。
手術だけでなく、カテーテル治療、薬物治療、経過観察も含め、患者さまにとって最もよい治療方針を一緒に考えてまいります。
心臓や血管の病気でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
紹介医の先生方へ
弁膜症、大動脈疾患、虚血性心疾患、末梢血管疾患など、成人心臓血管外科疾患全般についてご相談ください。
手術適応の有無、TAVI・TEERを含めた治療方針の検討、MICSの適応相談、冠動脈バイパス術の適応相談、他院治療後の再治療相談、セカンドオピニオンなどにも対応いたします。
「まず相談してみよう」と思っていただける、地域に開かれた心臓血管外科を目指します。
さいごに
心臓血管外科の治療は、患者さまにとって人生の大きな出来事です。
だからこそ、私たちは「手術をするかどうか」だけでなく、「なぜその治療が必要なのか」「ほかにどのような選択肢があるのか」まで、丁寧に説明することを大切にします。
安全性を第一に、誠実に、そして一歩ずつ確実に診療体制を整えてまいります。心臓や血管の病気でお困りの際は、お気軽にご相談ください。
板橋中央総合病院 心臓血管外科診療部長 伊藤 丈二
心臓血管外科 外来担当医表
外来担当医表
心臓血管外科よりお知らせ
- 負担の少ない大動脈治療はこちらをご覧ください。
- 急病患者さまの診療につきましては救急外来にて常時行っております。
| 午前 | 午後 | |
|---|---|---|
| 受付時間 | 初診 8:00~11:00 再診 8:00~11:30 |
初診 12:40~16:00 再診 12:40~16:30 |
| 診療時間 | 8:30~12:00 | 14:00~17:00 |
診療科や担当医により診療時間が異なる場合があります。
下記の担当医表をご確認ください。
担当医表(心臓血管外科)
非常勤医師
2026年7月1日現在
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | 伊藤 丈二 | 伊藤 丈二 | 心臓弁膜症外来【休診】 | |||
| 午後 |
※[ ]は診療日です。
休診・代診、診療時間変更等、外来診療担当が変更となる場合がございます。詳細は「休代診・時間変更のお知らせ」にてご確認ください。
急な変更等によりお知らせができない場合もございますので、ご了承ください。

医師の紹介
常勤医師
心臓血管外科診療部長伊藤 丈二成人心臓血管疾患外来
- 診療科
- 心臓血管外科
- 略歴
- 2006年 佐賀大学卒業
- 2006年 倉敷中央病院 初期研修
- 2008年 倉敷中央病院 心臓血管外科 後期研修
- 2011年 聖路加国際病院 心臓血管外科 フェロー
- 2015年 東京ベイ浦安市川医療センター 心臓血管外科 フェロー
- 2016年 聖路加国際病院 心臓血管外科 医員
- 2017年 St Michael’s Hospital, Toronto, Canada Aortic /TAVI fellow
- 2019年 東京ベイ浦安市川医療センター 心臓血管外科 医員
- 2020年 東京ベイ浦安市川医療センター 心臓血管外科 医長
- 2021年 東京ベイ浦安市川医療センター 心臓血管外科 部長
- 専門分野
- 心臓弁膜症の外科手術とカテーテル治療
- 低侵襲心臓手術
- 成人心臓手術全般
- 専門医認定/資格等
- 経カテーテル的心臓弁治療関連学会協議会経カテーテル的大動脈弁置換術指導医 (審査対象デバイス:SAPIENシリーズ・CoreValveシリーズ・Navitorシリーズ)
- 三学会構成心臓血管外科専門医認定機構心臓血管外科専門医・修練指導医
- 日本外科学会外科専門医
- 日本ステントグラフト実施基準管理委員会腹部ステントグラフト実施医・指導医
- 日本低侵襲心臓手術学会低侵襲心臓手術指導医・代議員
- 日本経カテーテル心臓弁治療学会医療安全委員
- 日本心臓弁膜症学会世話人
- 日本Advanced Heart&Vascular/OPCAB学会幹事
- 所属学会
- 日本心臓血管外科学会
- 日本胸部外科学会
- 日本外科学会
- 日本循環器学会
- 日本心臓弁膜症学会
- 日本低侵襲心臓手術学会
- 日本経カテーテル心臓弁治療学会
- 日本Advanced Heart & Vascular/OPCAB学会
心臓血管外科顧問
心臓血管外科顧問 田端 実心臓弁膜症外来/心臓弁膜症(オンライン)セカンドオピニオン外来
- 診療科
- 心臓血管外科
- 現職
- 順天堂大学大学院医学研究科 心臓血管外科主任教授
- 出身大学
- 東京大学 (平成11年卒)
- 略歴
- 1999年 東京大学医学部卒業
- 1999年 東京大学医学部附属病院 一般外科研修
- 2003年 新東京病院 心臓血管外科レジデント
- 2004年 Brigham and Women’s Hospital 心臓外科フェロー
- 2007年 ハーバード大学公衆衛生大学院卒業
- 2007年 Columbia University Medical Center 心臓胸部外科インストラクター
- 2008年 OLV clinic(ベルギー) 低侵襲心臓手術フェロー
- 2009年 榊原記念病院 心臓血管外科スタッフ外科医
- 2013年 東京ベイ・浦安市川医療センター 心臓血管外科部
- 2019年 虎の門病院 循環器センター外科特任部長
- 2021年 順天堂大学大学院医学研究科 心臓血管外科主任教授
- 専門分野
- 心臓弁膜症の外科手術とカテーテル治療
- 低侵襲心臓手術
- 成人心臓手術全般
- 専門医認定/資格等
- 日本外科学会外科専門医
- 外科専門医
- 経カテーテル大動脈弁置換術指導医
- 米国胸部外科学会 (AATS) 正会員
- ヨーロッパ心臓胸部外科学会 (EACTS) 正会員
- 日本胸部外科学会 評議員
- 日本心臓血管外科学会 評議員
- 日本低侵襲心臓手術学会 理事
- 日本経カテーテル弁膜症治療学会 理事
手術やカテーテル治療が必要な(あるいは必要かもしれない)心臓弁膜症と診断された患者さまに対して診療を行います。
胸骨を切らない広げない内視鏡下低侵襲心臓手術やカテーテル弁膜症治療などの低侵襲治療に加えて、自己弁を温存する弁形成術や複雑な弁膜症手術を得意としています。
他院で胸骨を切る手術が必要、人工弁の置換が必要、あるいは手術リスクが高くて手術が難しいなどと言われた患者さまは、お気軽にご相談ください。個々の患者さまに最適な治療方針をご提案いたします。
セカンドオピニオンについての詳細はこちら
上記のセカンドオピニオンをオンラインでも行います。
詳細はこちら
お問い合わせ
03-3967-1181(代表) ※音声案内:「1」を選択
【平日】8:30~17:00
【土曜日/一部祝日】8:30~12:00
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