診療科のご案内
消化器病センター
センターの紹介
平成29年4月1日 消化器病センター開設
時代の変遷と共に、各臓器内科、外科と言う区分は徐々にそぐわなくなってきています。そこで当院でも消化器疾患に対し、グローバルに対応できるよう、内科・外科の垣根を無くし、今後、患者さまのニーズに随時応えられる体制を整えることを目標に掲げて平成29年4月1日から消化器病センターを開設する運びとなりました。
腹痛、下血など比較的ポピュラーな消化器病症状で内科、外科の明確な区別がつきにくい状況で来院または紹介受診して頂く際、外来窓口を1本化し初期診療を「消化器病センター」として対応し、スムーズで早急な診察治療対応ができる診療体制を整えていけるよう変革していきます。
また、一つの治療指針のみに依存せず、患者さまの病状に合わせて、オーダーメイドに可能な限り低侵襲(体の負担を少なくする)になることを心がけ、早期胃癌、大腸癌に対する内視鏡加療(EMR:内視鏡的粘膜切除術、ESD:内視鏡的粘膜下層剥離術)、肝腫瘍(肝細胞癌、転移性肝癌)に対するRFA:ラジオ波焼灼療法、TACE:冠動脈塞栓術、消化器癌(胃癌、大腸癌、肝癌)、良性疾患では、脱腸(鼠径ヘルニア)、腹壁瘢痕ヘルニア、腸閉塞、胆石症等に対する腹腔鏡下手術、進行癌に対する開腹手術、化学療法(抗癌剤加療)、放射線治療等の多角的治療法を駆使した集学的治療を提供できるよう、消化器系関連医師が英知を結集し、対応できるよう心がけていきたいと思っています。