診療科のご案内
脳卒中センター
センターの紹介
脳卒中センター開設にあたって
当院では二次救急施設として多数の救急車を受け入れておりますが、(年間9,000台以上)、脳卒中患者さんの搬入も多く含まれ、その加療にもあたってまいりました。それらの中の重傷者や手術が必要だった患者さまの多くはICUでの治療管理としてきましたが、令和元年12月に脳卒中・循環器病対策基本法が成立したのを機に脳卒中に特化した医療チームを作りSCUを設立して集約的治療とし、綿密な医療で更なる生命予後、機能予後の改善を目指す事としました。
ただ、そのためには責任ある施設でなければいけませんので、これまで通り24時間救急受入れ可能、手術も24時間いつでも大丈夫という仕組みはもちろん、近年は開頭などの外科手術以外に血管内治療の必要性が格段に増してきておりますので、それらの人員も増員しての開設となりました。今後板橋中央総合病院の理念に基づき患者さんの喜ぶ医療を実践すべくSCUの運営にあたる所存です。


脳卒中センター
当院の脳卒中センターはSCU(stroke care unit)と一般病棟から構成されております。脳神経外科、脳血管内治療科、総合診療科の脳卒中に関連する診療科での治療が行われており、看護部、リハビリテーション科、薬剤部、ソーシャルワーカーなど、多職種で運営されております。週に1度カンファレンスを行い、臨床情報の共有、検討を行って、より良い治療を提供できるように努めております。

SCU(stroke care unit)
SCUとは脳卒中のためにデザインされた集中治療室であり、専門のスタッフや医療機器など一定の基準を満たした施設に認可された病床のことです。多職種で構成する脳卒中専門チームが、脳卒中急性期から集中的な治療と早期からのリハビリテーションを計画的かつ組織的に行います。
脳卒中の初期治療をSCUで行うことは一般病棟での治療と比べ、脳卒中の悪化や再発、肺炎などの感染症および死亡率が有意に低下し在宅復帰率の上昇、在院日数の短縮効果が得られるとされています。
当院では2021年2月、厚生労働省からの認可を受けSCUを稼働しています。

血管撮影装置
2021年7月に新たに血管撮影装置Alphenixを導入いたしました。
カテーテルを目的の臓器まで挿入し、造影剤を注入して血管を撮影する装置で正面・側面の2方向から同時に撮影することができるため、検査時間や造影剤の量を軽減することができます。
また、動脈瘤や血管狭窄、閉塞など緊急を要する際にもより正確な検査・診断を行うことが可能です。

動画でご紹介
最新血管撮影装置「Alphenix」を導入いたしました。
脳神経外科医長である医師:星野 達哉からのごあいさつから手術室のご紹介まで、ぜひご覧ください。
医師の紹介
常勤医師

脳神経外科診療部長/板橋セントラルクリニック院長 三浦 直久
- 専門分野
- 脳神経外科一般
- 脳血管障害
- 脳腫瘍
- 専門医認定/資格等
- 医学博士
- 日本脳神経外科学会専門医・指導医
- 日本脳卒中学会専門医・指導医
- 東京都身体障害者福祉法指定医(肢体不自由の診断)
- 厚生労働省認定難病指定医

脳神経外科診療部長 星野 達哉
- 専門分野
- 脳神経外科一般
- 脳血管内治療
- 専門医認定/資格等
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳神経血管内治療学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医

脳神経外科医長 草野 良
- 専門分野
- 脳神経外科一般
- 脳血管障害

医員 森澤 華子
- 専門分野
- 脳神経外科一般
- 脳血管障害
- 救急科
- 専門医認定/資格等
- 医学博士
- 日本脳神経外科学会専門医・指導医
- 日本脳卒中学会専門医・指導医


医員 中村 秀
- 専門分野
- 脳神経外科一般
- 脳血管内治療
- 専門医認定/資格等
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳神経血管内治療学会専門医

医員 富永 禎弼
- 専門分野
- 脳神経外科一般
- 脳血管障害・頭部外傷・神経内視鏡
- 専門医認定/資格等
- 日本神経内視鏡学会神経内視鏡技術認定医
- 日本脳神経外科学会専門医
- 日本脳卒中学会専門医
- 日本脳神経外傷学会認定指導医
- 日本脳卒中学会脳梗塞急性期rt-PA適正使用講習会受講
- 厚生労働省がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了
- 厚生労働省東京女子医科大学病院指導医講習会修了

医員 横山 貴大
非常勤医師

明理会中央総合病院 脳神経外科部長 村田 佳宏
- 専門分野
- 脳神経外科全般(特に脳卒中の治療と予防)