当院は東京都板橋区にあるIMSグループの病院です。厚生労働省臨床研修指定病院 日本医療機能評価機構認定病院 東京都がん診療連携協力病院 地域医療支援病院 English 中文

IMSグループ医療法人社団明芳会 板橋中央総合病院 / 板橋中央総合病院附属 板橋セントラルクリニック

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診療科のご案内

乳腺外科

詳細

診療科紹介

乳がんをはじめ、さまざまな乳腺疾患に対して幅広く専門的な診療を行っています。
当科では、最新の診断機器と豊富な治療選択肢を備え、患者さまが安心して治療に臨めるよう、チーム一丸となってサポートいたします。診断から治療、経過観察に至るまで、専門スタッフが一貫してお付き合いします。不安なことは何でもご相談ください。

診断の流れとステージ分類
診断の流れとステージ分類

腫瘍の大きさ・リンパ節転移・遠隔転移の有無によりStage 0〜IVに分類し、治療方針を決定します。また、ホルモン受容体・HER2・Ki67などを評価するサブタイプ診断を行い、患者さま一人ひとりに最適化された個別化治療に活かします。

画像検査
マンモグラフィー トモシンセシス(3D撮影)対応

乳房を複数の角度から撮影し3D画像を再構成します。従来の2D撮影では組織の重なりで見えにくかった病変も明瞭に描出できるため、診断精度が大幅に向上します。

石灰化の検出に優れており、非浸潤性乳管がん(DCIS)など超早期病変の発見に特に有効です。

超音波検査

当院の超音波検査は最新技術を搭載した高性能装置を使用し、より精密な病変評価を実現します。

エラストグラフィー

病変の硬さを色調で可視化します。
組織の弾性を定量的に評価することで、良性・悪性病変の鑑別精度を向上させます。

SMI
(スーパーマイクロ
バスキュラーイメージング)

微細な血流を造影剤なしで描出できる次世代技術です。
腫瘍の血管新生パターンを評価し、病変の性状把握に役立てます。

マイクロピュア

超音波で微小石灰化を検出する技術です。マンモグラフィーと相補的に活用することで、石灰化病変の総合的な評価が可能となります。

組織生検(針生検)
穿刺吸引細胞診・分泌細胞診

腫瘤に細い針を刺して細胞を採取する穿刺吸引細胞診(FNA)と、乳頭からの分泌液を採取して細胞を調べる分泌細胞診を行います。
低侵襲で外来にて実施可能です。

コアニードルバイオプシー

超音波ガイド下に針で組織を採取する低侵襲な検査です。
外来で実施でき、患者さまへの負担が少なく済みます。

吸引式組織生検(VAB)

エコーガイド下またはステレオガイド下(マンモグラフィーガイド下)で、より多くの組織を採取します。
微小病変や石灰化病変にも対応しています。

微小病変の場合は、生検後にチタン製マーカーを留置し、手術時の病変同定を確実に行います。

病理診断・広がり診断(ステージ決定)
CT検査(胸部・腹部・骨盤)

肺・肝臓・リンパ節などへの遠隔転移の有無を評価します。
全身の転移検索において標準的な検査です。

MRI検査(乳房・頭部)

乳房内の病変の広がりや多発病変の確認、また必要に応じて脳転移の評価に用います。
軟部組織の描出に優れ、術前計画に欠かせない検査です。

骨シンチグラフィー

全身の骨転移の有無をスクリーニングします。
骨への転移が疑われる場合に実施します。

PET-CT検査が必要と判断した場合は、連携する外部の医療機関へご紹介いたします。

治療方法
手術療法
乳房部分切除術・全切除術

部分切除においては、整容性を重視した手術を心がけています。
適応条件を満たす場合には、乳輪切開法(傷跡が目立ちにくい)や、乳房外側切開法(腕を下ろすと傷が隠れる位置からのアプローチ)を選択できます。また、内視鏡補助下手術にも対応しており、部分切除・全切除のいずれにも応用可能です。

センチネルリンパ節生検

色素法+RI法の2法併用により同定精度が向上し、見落としリスクを低減。転移陰性であれば腋窩リンパ節郭清を省略でき、術後負担を大幅に軽減します。

術中迅速病理診断(OSNA法)

切除したセンチネルリンパ節をその場で分子生物学的に解析。
リンパ節全体を均一に評価できるため、従来のHE染色による診断より見落としが少なく、高精度な転移診断が可能です。

乳房再建術

現在、当院ではインプラントや自家組織による乳房再建に対応していないため、ご希望の患者さまには外部の医療機関へご紹介させていただいております。

薬物療法
最新のレジメン・治療薬 ホルモン療法

ホルモン受容体陽性例に対して内分泌療法を実施します。

抗HER2療法

HER2陽性例に対する分子標的治療を実施します。

CDK4/6阻害薬

ホルモン受容体陽性例に組み合わせて使用します。

免疫チェックポイント阻害薬

トリプルネガティブ乳がんの周術期治療または転移再発におけるPDL1陽性例などに対して適応を検討します。

ADC製剤(抗体薬物複合体)

抗体と抗がん剤を結合させた次世代の分子標的薬です。HER2陽性・HER2低発現/超低発現例に対するトラスツズマブ デルクステカン(T-DXd)、HR陽性HER2陰性例に対するダトポタマブデルクステカン(Dato-DXd)、トリプルネガティブ乳がん・HR陽性HER2陰性例に対するサシツズマブ ゴビテカン(SG)など、サブタイプに応じて適応を検討します。

サブタイプ診断に基づき、最新のエビデンスに沿ったレジメンを随時導入しています。

化学療法室について
化学療法室にてリクライニングシートで点滴治療を実施します。化学療法専門の看護師・薬剤師が常駐し、安全・安心な投与管理を行います。多くの患者さまが外来通院にて治療を継続されています。

コンパニオン診断・遺伝子検査
BRCA遺伝子変異・PD-L1検査・AKT/PIK3CA/PTEN遺伝子変異検査(Onco ScreenPlus CDxシステム)

院内で実施可能なコンパニオン診断です。遺伝子変異の有無を検査し、PARP阻害薬・免疫チェックポイント阻害薬・AKT阻害薬など最適な薬剤選択に活用します。

OncotypeDX(ゲノム検査)

ホルモン受容体陽性・HER2陰性乳がんにおける再発リスクと、化学療法の上乗せ効果を予測するゲノム検査です。
不必要な化学療法を回避し、治療の個別最適化に貢献します。

遺伝子パネル検査

当院では実施できないため、外部医療機関へご紹介いたします。ご希望の患者さまは担当医にご相談ください。

放射線治療
術後照射(標準的放射線治療)

主に乳房温存術後の局所再発予防を目的とした標準的な放射線治療を実施します。手術後の補助療法として、治療効果の最大化を図ります。

サイバーナイフ(定位放射線治療)

骨・脳・肺などへの転移病変に対して、高精度の定位放射線治療(サイバーナイフ)を行うことが可能です。
ロボットアームが腫瘍を精密に追尾しながら多方向から集中照射するため、周囲の正常組織への影響を最小限に抑えられます。

※ 放射線治療について詳しくは、当院の放射線治療センターのホームページをご参照ください。

よくあるご質問(Q&A)
Q.検診で要精査と言われました。どうすればいいですか?

まずはご予約の上、外来をご受診ください。マンモグラフィーや超音波検査を行い、必要に応じて針生検を実施します。「要精査」は必ずしも乳がんを意味するわけではありませんので、まずは専門医にご相談いただくことをお勧めします。

Q.手術後の傷跡が心配です。

乳輪切開法や内視鏡手術など、整容性を重視した術式を積極的に採用しています(ただし適応は限られます)。患者さまのご希望や病変の状態に応じて最適な術式をご提案しますので、担当医にご相談ください。

Q.抗がん剤治療中の生活はどうなりますか?

化学療法専門の看護師・薬剤師が副作用管理をサポートします。多くの方が外来通院で治療を継続されています。日常生活への影響を最小限にするため、個々の状況に合わせた丁寧なケアを提供します。

Q.良性病変のフォローアップも行っていただけますか?

当科では悪性腫瘍の診断・治療を専門に行っております。良性と診断された場合は、地域の乳腺クリニックへご紹介させていただくことを原則としています。これにより、患者さまがお近くのクリニックで継続的なフォローを受けやすくなるとともに、当科の外来をより緊急性・専門性の高い患者さまのために確保し、待ち時間の短縮にもつながります。どうぞご理解のほどよろしくお願いいたします。

ご不明な点やご不安なことは、どうぞお気軽に外来スタッフへお声かけください。
チーム一丸となって患者さまをサポートいたします。

外来担当医表

乳腺外科
午前 午後
受付時間 初診 8:00~11:00
再診 8:00~11:00
初診 12:40~16:00
再診 12:40~16:30
診療時間 8:30~12:00 14:00~17:00

診療科や担当医により診療時間が異なる場合があります。
下記の担当医表をご確認ください。

担当医表 (乳腺外科)

非常勤医師

2026年8月1日現在

午前 完全予約制 上野 貴史 完全予約制 上田 宏生 完全予約制 山室 みのり 完全予約制 上田 宏生 完全予約制 上野 貴史
午後 完全予約制 山室 みのり 完全予約制 上野 貴史 完全予約制 上田 宏生

医師の紹介

常勤医師
乳腺外科医長 上野 貴史
乳腺外科医長 上野 貴史
専門分野
  • 乳腺外科
専門医認定/資格等
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医師(評価A)

乳癌死亡減少のためには、二次予防である早期発見・早期治療が大切とされ、40歳以上の場合マンモグラフィー検診の有効性が証明されています。
マンモグラフィーは触っても見つからないような初期のがんを発見するのに効果があります。しかしながら、若年者で乳腺の脂肪変性が少ない場合、見落とすこともあります。
超音波検査を併用することで、見逃しが減ることが期待されています。

医員 上田 宏生
医員 上田 宏生
専門分野
  • 乳腺全般
専門医認定/資格等
  • 医学博士
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医師
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構乳がん検診超音波検査実施・判定医師(評価A)
  • 日本乳癌学会乳腺認定医
医員 山室 みのり
医員 山室 みのり
専門医認定/資格等
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本乳癌学会乳腺認定医・乳腺専門医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構検診マンモグラフィ読影認定医師(評価AS)
  • 日本乳がん検診精度管理中央機構乳房超音波医師(評価A)
  • 日本乳房オンコプラスティックサージャリー学会責任医師
  • 日本臨床外科学会評議員
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