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板橋中央総合病院総合診療専門研修プログラム
特徴
当院は主な医療圏である板橋区は平成 29 年度の資料によると、人口が約 55 万人(東京 23 区内第 7 位)で高齢化率は 22.9%東京(23 区内第 6 位)となっている。また、
高齢者率の 23 区内で第 1 位は、隣接する北区で 25.4%、その他にも隣接する埼玉県は、
人口 10 万人あたりの医師数が、全国で最下位といった、医療圏としては厳しい地域性を有しているものと言える。
今さら触れる必要もなく、周知の事実といっても過言ではないが、今後も高齢化や少子化が将来的な大きな問題となっており、それぞれの地域でどのように医療と介護を支えていくかについては、地域を挙げて解決していかなければいけない重要課題とされている。
平成 16 年から開始された新たなる医師臨床研修制度により、スーパーローテートによる、専門性に偏らない医師の育成が進められてきたが、今後は益々その傾向が高まることが容易に予想されている。平成 30 年度から新設された総合診療専門研修は、このような
時代の流れや要請に基づき開始された新プログラムであると認識している。当院としては、当院が担っている地域での役割を通じて総合診療医を育成することと、育成した総合診療が、医師不足地域などで、実際に機能するような総合診療専門医の育成を目指す。
板橋中央総合病院総合診療専門研修プログラム(以下、本研修 PG)は 急性期病院、亜急性期病院、慢性期病院、診療所などで活躍できるような高い診断・治療能力を持つ総合診療専門医を養成するために、ER型救急や急性期専門各科を有する地域拠点病院のなかで、専門各科と協働し全人的医療を展開しつつ、自らのキャリアパスの形成や地域医療に携わる実力を身につけていくことを目的として作成を目指した。
当院の主な診療圏である板橋区や北区、隣接する埼玉県は上記のような特徴があり、そこに居住する地域住民、各種団体、ボランティアや当院の全職員などの理解と協力のもとで、総合的に研修できる環境を目指している。 専攻医は、日常遭遇する疾病と傷害等に対して適切な初期対応と必要に応じた継続的な診療を全人的に提供するとともに、
地域のニーズを踏まえた疾病の予防、介護、看とりなど保健・医療・ 介護・福祉活動に取り組み、絶えざる自己研鑽を重ねながら、地域で生活する人々の命と健康に 関わる幅広い問題について適切に対応する総合診療専門医になることで、以下の機能を果たすことを目指します。
板橋中央総合病院外科専門研修プログラム
特徴
IMSグループ 板橋中央総合病院とIMSグループ内連携施設(15施設)、その他大学病院を含む他連携施設により、専門研修施設群を構成している。
本専門研修施設群では、約50名の専門研修指導医が専攻医を指導する。
3年間でサブスペシャルティ領域も十分に研修できるよう、大学病院を含めた消化器外科、心臓血管外科、呼吸器外科、小児外科等に強みを有する施設と連携している。
板橋中央総合病院麻酔科専門研修プログラム
特徴
本専門研修プログラムは、臨床経験豊富で視野の広い麻酔科専門医を育成すべく、2007年度から作成・運用している。
特徴
1.症例数
当院では年間3000件以上の麻酔管理症例があり、一般的な麻酔に関しての経験を十分に積むことができる。さらに小児麻酔と心臓麻酔は専門施設で研修することで、より専門的な知識と技術を身につけられる。このプログラムによって、専門医取得に必要な症例数を遥かに上回る症例を経験できる。またペインクリニック外来での研修や、3次救急/集中治療の専門施設での研修もあり、市中病院のプログラムでありながら、麻酔科が関与する分野の多くを幅広く学べる。
2.救急での研修
当院救急外来での初療や、ドクターヘリを有する高度救命救急センターでの研修で、幅広い急性期患者の対応を学ぶ。また、各科との連絡や方針の決定、家族への説明などを通し、コミュニケーション能力や、それぞれの視点で考察する能力を修練する。
3.自己研鑽
抄読会、症例検討会、学会誌投稿などを通して、論理的思考や最新のEBMを学ぶ。そして学会発表、初期研修医やコメディカルへの勉強会を通し、プレゼンテーション能力の向上をはかる。
また当院は、心臓血管外科麻酔専門医とペインクリニック専門医の認定施設として認定されており、後期研修終了後はその分野の更なる研鑽も可能である。産科麻酔や集中治療も、希望に応じて専門施設での更なる研修を行う者もいる。
IMSグループ板橋中央総合病院内科専門研修プログラム
特徴
当院は、東京都西北部における急性期医療の基幹施設です。130以上に及ぶIMSグループの医療・介護施設に加え、近隣の施設との連携も通して、超高齢化など地域の実情を十分に理解した実践的な医療を提供しています。救急医療には特に力をいれており、2次救急施設としては異例の年間8000台近くの救急車搬送を受け入れています。
したがって、当プログラムでも、救急患者の初診に力を入れています。初診患者の症状から適切な鑑別診断をたて、それに基づいた最適な医療を安全に提供する。それが出来る医師を育てることが当プログラムの目的です。さらに、入院した患者の主治医として、入院から退院まで経時的に、その患者の全身状態、社会的背景、療養環境調整なども含めた包括的な医療を実践することも求められます。退院支援チームとともに、時にはチーム・リーダーとして積極的に全人医療に取り組む能力を養って貰います。
上記の理由で、当プログラムでは、来年以降計画されている新・内科専門医制度の導入に関わらず、3年間は総合診療内科に所属して頂きます。ただし、その間の1年間はグループ内の他病院または大学病院などグループ外の連携施設にて研修して頂きます。一つの施設でのやり方に捉われない、幅広い医療技術や知識を身につけて頂きたいからです。また、内科医を目指す医師のキャリアパスは極めて多岐に渡ります。「いずれは大学に戻りたい」「将来は実家のクリニックを継がなくてはならない」など、同じ内科医でも研修のニーズは異なります。当プログラムでは、各医師のキャリアパスに合わせたフレキシブルなカリキュラムを提供しています。
お問い合わせ
〒174-0051
東京都板橋区小豆沢2-12-7
板橋中央総合病院 事務長 澤木 直彦/ 総務課長 若月 務
TEL 03-3967-1258/FAX 03-3967-4941
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