診療科のご案内
脳血管内科
詳細
脳血管内科は、ただいま休診中でございます。
診療科紹介
2014年(平成26年)6月に新設された脳血管内治療を中心とする診療科です。開業医の先生や、回復期リハビリ病院、維持期病院の先生と連携し、地域全体の脳卒中診療レベルの向上に貢献したいと考えています。
各診療科の医師情報の詳細につきましては、C館1階 地域医療連携室までお問い合わせくださいませ。
脳血管内治療とは?
脳血管内治療とはカテーテルと呼ばれる細い管を足の付根、または腕から血管内に挿入して、血管の内側から病気を治療する技術です。最近テレビの特集番組でも見る機会が増えました。 心臓領域は有名で、風船等を用いて冠動脈と呼ばれる心臓の血管を治療します。脳血管内治療は、このカテーテルの技術を用いて脳血管の治療を行います。 従来の開頭手術と違って頭を切らないため、全身麻酔をかけずに治療することも可能な事が多く、開頭手術に比べて身体の負担が小さい治療法です。
メリット・デメリット
- メリット
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- 開頭手術と比べて、患者さまへの負担が少なく、高齢者や合併症をもった方にも施行可能
- 治療後の安静や入院期間が短い
- 外見的に頭を傷をつけない
- 局所麻酔でも施行可能
- デメリット
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- 脳血管の損傷など合併症の発生時には、重大な後遺症を残すことがある
- 脳血管の動脈硬化の程度が強く、屈曲蛇行が著明な場合には、治療困難である
- 新しい治療法のため、長期成績が確立されていない
こんなことができます!
- つまりかけた血管をひろげ、脳梗塞を防ぐ
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- 急性期脳梗塞への血栓溶解や風船治療等
- 頚動脈狭窄等、細くなった動脈へのステント留置
- 破れた(破れそうな)血管を処置し、出血を防ぐ
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- くも膜下出血への脳動脈コイル塞栓
- 未破裂脳動脈瘤コイル塞栓術
- 血管奇形等の異常血管の塞栓術
こんな方は外来受診をおすすめします
- 脳卒中が心配な方
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- 糖尿病、高血圧等の動脈硬化危険因子をお持ちの方
- 脳梗塞、脳内出血(脳梗塞、脳内出血の跡がある)と言われた方
- 特に頸動脈が細いと言われた方
- 動脈瘤が心配な方
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- 脳動脈瘤、くも膜下出血が心配な方
- CT検査、MRI検査等で脳動脈瘤等を指摘された方
頚動脈狭窄(細くなった部分)や脳動脈瘤が他の病院、脳ドックなどで既に見つかった方も、見つかっていない方でもかまいません。
脳卒中や脳動脈瘤が心配なので相談したいという方、是非受診してください。異常の有無、治療方針を最初から調べさせていただきます。
主な対象疾患・検査・治療
主な対象疾患
- 脳卒中、特に脳梗塞や一過性脳虚血発作
- 頚動脈等の頭頸部血管狭窄
- 脳動脈瘤
実施可能な検査・治療
- CT
- MRI
- 脳血流シンチ
- 頚動脈エコー
- 経胸壁心エコー
- 経食道心エコー
- ホルター心電図
- 脳血管造影
- 脳血管内治療
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