RI(核医学)
脳血流シンチ検査(99mTc-ECD、123I-IMP)
多くの脳の病気は、血流の異常を伴っています。脳血流シンチグラフィーは脳血流のわずかな変化を見つけるための検査です。脳梗塞、てんかん、認知症などの病気の診断に非常に有効です。脳血管拡張薬を用いた場合、脳循環予備能の測定が可能であり血行再建術の適応、治療効果、経過観察に有用です。

脳血流シンチ検査の流れ(安静時)
- 検査室でメガネ、ピンなど頭部につけているものをはずします。
- 撮影台に寝てもらい右手からルートを取ります。
部屋を暗くして目隠しの状態で5分安静にしてもらいます。(開眼状態だと後頭葉の集積が高くなる為) - 薬を注射します。
- 撮影します。(撮影中は頭を動かさにようにしてください)
30〜40分 - 検査終了
- 検査は目隠しをして頭部を固定した状態での撮影となります。御心配のかたはRI室に連絡してください。
脳血流シンチ検査の流れ(負荷時)
- 検査時間が長く検査の途中で中断できないので検査前に排尿をします。
検査室でメガネ、ピンなど頭部につけているものをはずします。 - 撮影台に寝てもらい右手からルートを取ります。
部屋を暗くして目隠しの状態で5分安静にしてもらいます。(開眼状態だと後頭葉の集積が高くなる為) - 薬を注射します(IMP111Mbq)
- 撮影します。(撮影中は頭を動かさにようにしてください)
60分くらい
15分後にダイアモックス1000mgを投与
25分後にIMP111Mbqを投与
- 検査は目隠しをしてて頭部を固定した状態での撮影となります。約60分の検査です。途中で中断すると画像が作成できなくなります。
- ダイアモックスを投与することで頭痛、頭部不快感が発生することがあります。
- ダイアモックスの利尿効果により尿意を催すことがあります。
- ご心配な方はRI室に連絡してください。