サイバーナイフ

サイバーナイフ『G4』とは

CyberKnife:accuray社製

東京では初! 日本全国で4台目!   *2013年1月現在
・定位放射線治療が可能!
・病巣位置を追跡し、補正しながらの治療が行える!

サイバーナイフは、細い放射線ビームをたくさん精密に集中させ、がん細胞に対してピンポイントで照射する定位放射線治療を実施します。
ロボットアームの先端に取り付けられた小型のリニアックで、様々な方向から照射を行いますが、ビームと目標点(がん細胞)との誤差は1mm以下の精度を持ち、非侵襲的に高度な治療ができます。また治療中は、天井に取り付けられた診断用X線装置で継続的にレントゲン撮影を行い、治療計画時の状態と3次元的に比較し補正しながら治療を行います。1回の治療時間は30分から1時間程度で、治療回数は数回程度です。 当院では主に脳・頭頸部腫瘍や肺がん、肝臓がんなどが対象です。


サイバーナイフの治療対象疾患

 
頭蓋内疾患
 

良性腫瘍:髄膜腫、下垂体腺腫、聴神経腫瘍、頭蓋咽頭腫など
血管障害:脳動脈奇形など
悪性腫瘍:転移性脳腫瘍、神経膠芽腫など

頭頸部疾患

咽頭がん、喉頭がん、副鼻腔がん、舌がん、唾液腺がん、口腔底がん、歯肉がんなど

体幹部疾患

原発性肺がん、原発性肝がん ※1
転移性肺がん、転移性肝がん ※2
脊髄動脈奇形など

※1 原発性肺がん、原発性肝がんの保険適応は、直径5㎝以下で転移病巣のないものに限定
※2 転移性肺がん、転移性肝がんの保険適応は、病巣3個以内で他に転移病巣のないものに限定


  肺がんや肝がんにも適応となります

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サイバーナイフ治療の特徴

サイバーナイフによる治療は、様々な方向から照射できるため、複雑な形状の腫瘍や、重要臓器に近接する腫瘍にも対応できます。最先端の高度技術により、正常組織の被曝を抑え、病変部だけに十分な照射が行えます。
治療中は、腫瘍の動きや患者さまの動きを、治療室内に配置されている診断用X線装置で監視し、ズレが生じた場合には、ロボットアームがその位置を補正しながら照射を行う為、より安全で高精度な放射線治療が可能です。
サイバーナイフの 治療時間は1回30分から1時間程度ですが、痛みは伴わないため麻酔は必要ありません。また、 通院治療が可能で、通常は数日から2週間程度で治療が完了します。


サイバーナイフの基本構造

ロボットマニピュレータ
ロボットマニピュレータ

0.1㎜単位の再現精度を持ちます。ロボットアーム先端の小型リニアックを様々な方向に動かしターゲットを狙うことができます。

直線加速器
直線加速器直線加速器

小型のリニアック(直線加速器)です。6MVのX線ビームを800MU/minの速さで照射できます。


TLS(Target Locating System)

2台のX線撮影装置を用いてターゲット(骨構造、金マーカー、腫瘍そのもの)を確認します。天井にX線発生装置、床に画像用検出器が配置され、レントゲン撮影します。治療中に計画時と現在の画像の比較を行い、誤差を補正して照射します。

画像検出器X線源

呼吸追尾システム
呼吸追尾システム

呼吸状態を赤外線カメラで監視します。患者様固有の呼吸波形をもとにロボットを追尾させる関数(モデリング)を作成し、呼吸追尾を行いながら照射します。同期照射や息止め照射よりも精度が高いと考えられています。


ロボティックコリメータチェンジャー
ロボティックコリメータチェンジャー

コリメータ(X線ビームのサイズを決める装置)を自動交換し、照射を効率的に実施します。

ロボットカウチ
患者位置決め装置

治療寝台です。患者様に仰向けで寝ていただき治療いたします。上下、左右、前後に加えて回転方向を自動的に位置修正することができ、迅速な治療をもたらします。




サイバーナイフ (日本最新鋭『G4』)の治療イメージ

機器イメージ 病巣への照射イメージ
  機器イメージ

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機器イメージ

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