教育・研究の特色
目標「動ける医師を育てる」
私たちの目標は、「動ける医師」を育てることです。「動ける」という言葉には、いろいろな意味があります。寝たきりの患者に代わって動く、専門的知識がない家族のために動く、診療科の垣根を超えて動く、在宅クリニックと共に動く、そして国境をも超えて動く。ある時はグローパル・コミュニティーの一員として、またある時は医療プロフェッショナルの一人として、責任感(オーナーシップ)の強い社会人を育てることが目標です。
特徴「トリプルX」
私たちのプログラムの特徴は、3つの「X」で表現されます。
Exciting: | 毎年12名入る初期研修医と、毎年5名入る専攻医(内科3名・総合診療内科2名)の教育を担当します。教えることは最高の学びであり、教える機会が無限にあるため、常に刺激のあるエキサイティングなプログラムです。 |
---|---|
X-domain: | 私たちの目指す医療は、マルチ(multi)ではなく、クロス(X=cross)です。総合診療とは、単に複数の診療科が束ねられたものではありません。私たちは、多くの病院にみられる医師目線の縦割り医療ではなく、患者目線の横軸医療を目指しています。総合診療内科はクロス・ドメインであるべきで、私たちは診療科横断的な視点を大事にしています。 |
Flexible: | 一口に総合診療医といっても、そのキャリアプランは多様です。親のクリニックを継ぐ予定の医師、総合病院でサブスペシャリストとして働きたい医師、地域の医療を盛り上げたい医師など、それぞれ違ったカリキュラムを必要としています。私たちは、各専攻医および若手スタッフのキャリア・ゴールに合わせたテーラーメードなカリキュラムを準備しています。グループ内外に複数の連携施設を持つからこそできる、私たちが誇る特徴です。 |
研修
私たちのプログラムでは、毎年3名の内科専攻医と、2名の総合診療内科専攻医を募集しています。詳細については、専門医プログラムのページをご参照ください。 また、専攻医以上のスタッフにも、各種研修の機会を準備しています。特に、海外交流は当プログラムの強みの一つで、米国ワシントン大学医学部(ミズーリ州)、ピッツバーグ大学医学部(ペンシルバニア州)、グレーター・ボルチモア病院(メリーランド州)、ジョンス・ホプキンス大学(メリーランド州)、クアキニ病院(ハワイ州)、英国オックスフォード大学医学部と関係が深く、様々な形での留学の機会があります。コロナ禍で人的交流は一旦中断されてはいるものの、コロナ対策においても、初期段階から情報の交流などを行い、パンデミックというグローバルな問題に、速やかに対応することができました。
その他
- 米国ワシントン大学医学部内科とのパートナー協定締結
- 米国ピッツバーグ大学医学部集中治療科とパートナー協定締結
- 国内外への留学の支援
- 関連学会への参加および発表の症例
- 関連医学雑誌への投稿の症例
- 平成 30 年度から開始される新専門医制度の基幹プログラムとして認可