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《リハビリテーション科 理念》
  一期一会で患者さんに寄り添う「知識」「個性」「創造力」「情熱」を技術に転換して常に結果を追い求めよう

リハビリテーション科の概要

脳血管リハビリテーション(Ⅰ)

リハビリテーション科技士長 久保田 剛史
当院はIMS(イムス)グループの基幹病院であり、14病棟569床を有する急性期総合病院です。入院患者さまの約6割がリハビリテーション対象者となっています。また、多種多様な疾患に対応できる機能を有しております。入院もしくは手術直後から介入し、患者さまのニーズに合わせた退院・転院に向け、専門職として他職種と協力・協調をしながら量・質ともに高いレベルの医療を提供できるよう努力しています。

Q. スタッフの構成は?

77名を超えるスタッフが在籍しており、各スタッフが専門分野を活かして業務に当たっています。
●理学療法士:46名
 (認定呼吸療法士:5名 心理リハ指導士:1名)
●作業療法士:19名
●言語聴覚士:12名
●受付スタッフ:4名

Q. リハビリテーション室はどこにありますか?

<A館1階フロア>
 リハビリ科受付
 リハビリテーション室
 心臓リハビリテーション室
 ADL室
 言語聴覚室

Q. 対象としている病気は何ですか?

●脳卒中:脳出血 脳梗塞 クモ膜下出血など
●整形外科疾患:大腿骨頸部骨折 変形性股関節症 膝・足関節疾患など
●呼吸器疾患:肺炎 気胸 膿胸など
●循環器疾患:心不全 心筋梗塞 閉塞性動脈硬化症など
●内科疾患:消化器疾患 腎不全など
●外科疾患:胸部・腹部手術後など
●その他:がん疾患 婦人科
*医師がリハビリテーションを必要と判断した場合に限り介入となります。

Q. どのようなリハビリテーションをしていますか?

脳血管リハビリテーション(Ⅰ)
 脳出血や脳梗塞を主に対象としております。脳が障害させることで生じる「手足の 麻痺」「考える能力」
 「食べる能力」「話す能力」などの症状に対してリハビリ テーションを実施していきます。

運動器リハビリテーション(Ⅰ)
 整形外科疾患を主に対象としております。受傷後、手術直後よりリハビリテーションを実施し、関節可動域
 の拡大や筋力の強化、または姿勢・動作能力の改善を進めていきます。

呼吸器リハビリテーション(Ⅰ)
 呼吸器疾患や外科手術直後の方を主に対象としております。呼吸機能の低下により生じる「息苦しさ」
 などに対してリハビリテーションを実施していきます。

心大血管リハビリテーション(Ⅰ)
 心疾患の術後や循環器疾患を主に対象としております。心機能の低下により生じる体力の低下や動作能
 力の低下に対して、心臓に対する負荷量をコントロールしながらリハビリテーションを実施していきます。

がんリハビリテーション
 がん治療において生じる筋力低下や体力低下に対してリハビリテーションを実施していきます。また、精神
 面や疼痛に対するアプローチも実施しており、 疼痛緩和チームと連携した介入をおこないます。
その他
 内科疾患などで入院になった患者さまで筋力低下や関節の可動域低下、体力低下、動作能力の低下が生
 じた場合においても、医師の指示によりリハビリテーションを実施していきます。

Q. リハビリテーションはいつから開始となりますか?

<令和3年度実績>  リハビリテーション介入までの平均日数:入院 1.5日目より開始
入院直後および手術後より、早急に対応できるように体制を整えています。しかし、病気の状況や主治医の判断にて 開始日は一人ひとり違うためご留意ください。

Q. 他の職種との連携は?

医師や看護師との情報の共有は、各スタッフが日々コミュニケーションをとって連携を深めています。 また各病棟・診療科にて医師・看護師等が参加するカンファレンスを実施しています。 また患者さまを多角的に評価し、治療をより安全適切に行われるよう、専門サポートチーム(医師、看護師、薬剤師、栄養士など)があります。それぞれの分野に、当科スタッフが参加し専門職としての意見を提案いたします。
●栄養サポートチーム
●褥瘡対策チーム
●呼吸器ケアサポートチーム
●フットケアチーム
●感染対策チーム
●疼痛緩和ケアチーム



リハビリテーションとは

病気や怪我、治療のための安静臥床により生じる筋力低下や日常生活能力の低下(歩行・身の周りの動作・食事・コミュニケーションな))に対して、改善と予防を入院早期から行います。病気や怪我の治療が終わったらすぐに患者さまが次のステップ(家庭復帰や社会復帰)へ移行できるようにリハビリテーションの専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が手厚く援助します。

理学療法士とは・・・

理学療法士とは

日常生活を行う上で基本となる動作(寝返る、起き上がる、立ち上がる、歩くなど)の改善を専門とし、ケガや病気などで身体機能に障害のある人や障害の発生が予測される人に対して運動療法などを実践しています。また、インソール作成やレッドコードなども使用し、評価・治療を実施しています。

作業療法士とは・・・

作業療法士とは

対象者一人ひとりが必要とする生活行為(整容、トイレ動作、家事、買い物、仕事など)の獲得を『作業』を通じて改善し、その人らしい生活の方法を考え、社会とのつながりを再構築していきます。また、精神面や認知機能面に対しても評価・治療を実施しています。

言語聴覚士とは・・・

言語聴覚士とは

聴力や音声機能、言語機能の検査及び訓練や助言を行うほか、摂食や嚥下障害の問題にも専門的に対応しています。医師と協力し、嚥下内視鏡検査や嚥下造影検査も実施しています。

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