地域医療推進カンファレンス【外科・消化器外科】実施のご報告

今回は、外科・消化器外科の医師より「大腸癌の治療戦略」についてお話していただきました。現在、2人に1人が癌と診断される現状の中で、どのような方法で治療を行い、癌を防いでいくのか、これから癌とどう向き合っていくのかを開業医の先生方と意見交換も交えながらご報告させていただきました。
カンファレンスの内容は以下の通り。

日時 11月29日(火)19:30~20:30
場所 板橋中央総合病院 講堂1
演題 大腸癌の治療戦略
内容
  • 外科・消化器外科主任部長 黒崎 哲也による挨拶
  • 講演「大腸癌の治療戦略」
    外科・消化器外科 新井 俊文
  • 外科・消化器外科医師紹介
  • 質疑応答

外科・消化器外科の医師より「大腸癌の治療戦略」についてお話していただきました。初めに基本的な消化機能の仕組みや大腸の働き、構造について簡単に説明し、大腸癌がどのようにして発症し進行していくのか。また、実際に行った手術の様子を動画で紹介し癌に対する治療がどう進歩しているのかを具体的にお話ししていただきました。
開業医の先生方からの質問では、「紹介させて頂く際の症状の数値が上下するなどして患者様の状態が異なっていてもそのままご紹介して良いのか」また、「外科と聞くと手術というイメージがあり少し怖いし、痛みのある治療は避けたいというようなことを患者様からよく言われる」といったご質問がありました。それに対して、当院の医師から「毎回症状が変化する場合でも一度ご連絡していただければご対応させていただきますし、外科でなく、消化器の方で紹介していただいても大丈夫です。また患者様に少しでも負担(痛み)などが無いように鎮痛剤などを使用して治療を行うことも可能なので是非ご紹介御願いします」とご回答いただきました。これから少しでも患者様の要望に応えられるよう、近隣の開業医の先生方と連携を図っていく必要があると感じさせられるカンファレンスとなりました。

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