地域医療推進カンファレンス【循環器内科】実施のご報告

今回のカンファレンスでは、虚血性の心疾患について循環器科大塚先生に当院の救急対応としてどんな処置や治療を行っているのかについて実際の症例を交えてお話し頂き、ご参加下さった近隣の開業医の先生方からも多くの忌憚のないご意見、ご質問を頂戴して、改めて循環器疾患に対する当院の取り組みに対して多くの関心が向けられていることを再確認すると共に、今まで以上に緊密な医療連携を図っていく事を再確認することが出来ました。カンファレンスの内容は以下の通り。

日時 9月28日(水)19:30~20:30
場所 板橋中央総合病院 講堂1
演題 「循環器救急診療の実際 ~当院の現状を中心に~」
内容
  • 循環器内科部長 太田 洋による挨拶
  • 講演
    循環器内科 RC医長 大塚 龍彦
  • 質疑応答
  • 意見交換

大塚先生のお話の中では循環器科の急を要する虚血疾患5つを取り上げ、その疾患のメカニズムと区別について説明した後、それらの疾患で当院に搬送されてきた患者様に対し最初の対応としてどんな検査、処置を行うのか、またどんな治療が有効かについてご自身の患者様の症例を軸に具体的な数値や検査結果、画像等を用いご説明を頂きました。
近隣の開業医の先生方の中には自院での診察のみならず訪問診療等を行っている先生方も多くおられ、『患者様から胸痛の訴えがあった場合に、「胸痛=循環器」と単純に紹介していいものか。』また、「循環器疾患を疑う場合に、判断する為の具体的な判断材料にはどんな症状が考えられるのか。」といったご質問がなされ、大塚先生より循環器疾患で出現するより詳細な症状等のお答えがありました。
また、循環器疾患における紹介・逆紹介を今まで以上の推進し連携を図っていきたいとのお声も頂き、今後、今まで以上にスムーズな医療連携を行なえるよう地域医療連携室としても環境の整備を進めていく事を確認致しました。

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