チーム医療

がん化学療法チーム

がん化学療法への研鑽を積み、がん化学療法委員会でのレジメン管理や検査・処方支援に関わるプロトコールの作成、院内への情報発信を通じて安全な抗がん剤投与が実施されるような仕組み作りに取り組んでいます。また、薬剤師の専門性の向上のため「がん薬物療法認定薬剤師」「外来がん治療認定薬剤師」の育成サポートを行っています。

栄養サポートチーム

現在薬剤師としてNST専門療法士5名、実地修練修了者5名を有し、入院患者さんの自己治癒力・治療効果を上げる為に、栄養障害改善・低栄養予防を念頭にNSTの薬剤師としてチーム医療に積極的に取り組んでいます。薬剤師の目線で、点滴や内服などの治療薬、食事内容、補食等を確認するとともに、検査結果や患者さんの情報から、患者さん一人一人の病態にあった点滴(中心静脈栄養total parenteral nutrition TPN・末梢静脈栄養peripheral parenteral nutrition PPN)メニューの提案、薬剤による食欲低下回避等に着目し、ラウンドを行っています。

褥瘡対策チーム

褥瘡回診は週に1度行われており、回診メンバーは、医師、薬剤師、看護師、栄養士、理学療法士、医療事務員で構成されています。回診前には、メンバー全員が患者さん情報(褥瘡部位の状態、処置内容、日常生活に最低限必要な基本的動作Activities of Daily LivingADL、栄養評価など)を共有できるようにカンファレンスを行っています。薬剤師は、褥瘡部位の処置薬や内服薬・注射薬の投薬内容、皮膚の保湿状態、排便状態などの把握及び改善策を提示し、褥瘡状態の改善や悪化・再発防止に努めています。また、回診時には使用頻度の高い軟膏類や保湿剤を持参し、処置薬の変更などに迅速に対応しています。

緩和ケアチーム

当院には、「がん」と向き合う患者さんを支えるチームがあります。
がんと診断された時から、痛みや苦しさ、気持ちのつらさなどの不快な症状を和らげることで、患者さんが患者さんらしい生活を送れるよう、チームでサポートしています。麻酔科医師・消化器外科医師・精神科医師・薬剤師(緩和薬物療法認定薬剤師を含む)・看護師・理学療法士・栄養士・医事課職員がそれぞれの強みを生かしてディスカッションし、主治医や病棟スタッフと共にケアしていきます。薬剤師はその患者さんに一番合っている薬は何か、副作用は大丈夫か、がん治療の薬との相性など患者さん自身をサポートすると共に、薬の専門家として病棟スタッフもサポートすることでよりよい治療を目指しています。

感染制御チーム

感染対策チームでは医師、薬剤師、看護師、検査技師、事務による多職種で週に1回、病棟や外来診察室等へ赴き、各部署の整理整頓、清掃状況、物品の収納配置、廃棄物処理等が適切に行われているか環境ラウンドを行い、改善が必要な点を写真つき文書で指摘し、院内での感染制御に努めています。また、特定抗菌薬は届出制又は許可制を採用し、さらに抗菌薬長期投与患者(7日以上)は、患者背景や検査値、状態を考慮し、必要に応じて主治医へ抗菌薬の種類や量の変更、必要な検査の実施について提案を行い抗菌薬の適正使用を推進しています。

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