今回は、当院の消化器病センター(外科)医師より消化器がんの治療戦略についてお話しして頂きました。 悪性腫瘍の中でも上位を占める消化器がんは男性、女性共に死因率が高い病気だと言われています。それに対し、当院で行っている治療法や取り組みについて開業医の先生方と意見交換を交えながらお話しして頂きました。
カンファレンスの内容は以下の通り。
日時 | 平成29年6月30日(金)19:30~20:30 |
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場所 | 板橋中央総合病院 講堂 |
演題 | 「当院における消化器がん治療の医療連携 ~紹介・逆紹介推進強化に向けて~」 |
内容 |
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今回、当院での消化器がんの治療戦略についてお話していただきました。
悪性腫瘍の中で最も身近にあり、男性、女性に関わらず発症しているという消化器がんを取り上げ、これまで当院で行ってきた治療やこれからの取り組みについて実際の手術動画や症例をお見せしながらお話ししていただきました。
消化器がんの治療として、化学療法や放射線治療、腹腔鏡下手術治療などがあり、特に腹腔鏡下手術は4割を占めており、手術後の疼痛や癒着が少ない事や入院期間が短い、他の手術に比べて手術の切開創が小さく目立たないというメリットがあるとの説明も詳しくしていただきました。
質疑応答では、「腹腔鏡下手術の傷が小さいとの説明があったがどのくらいの大きさで済むのか、また手術後の癒着はどのくらいあるのか」との質問に当院の鈴木医師より「大体、4cm程の傷で済むので、退院し社会復帰なども他の手術に比べて早いです。
最後に、外科診療部長の松本医師より4月から開設した消化器病センターについてご説明していただきました。消化器病センターが開設し、外科・消化器内科の垣根を無くすことで、これまで以上にグローバルに対応し、多くの患者様のニーズに応えられるよう連携を図っていきたいとご説明していただきました。